ぼくは、何かと怒られる。毎日、毎日、なにかと怒られる。
それはどうしてなんだろう?
でも、考えてみると、ぼくだって怒る。
人はみんな怒る。
どうしてなんだろう?
怒らなくてよければ、それにこしたことはなく、みんながいつも笑っていれば、それがいちばんいいに決まっているけれど...
でも、やっぱり怒ってしまう。怒ったところで、すべての解決がつくというわけでもないのに...
どうして怒るのか?「怒る」というのは、大人にとっても、なかなか解決のつかない感情で、なかなかコントロールのできない感情です。
でも、最後のページにある「なるべく怒らない人になりたいんだけどなぁ。」っていうぼくのこの1文はとっても重みがある言葉ですね。
なんともいえない余韻を残して、この絵本は終わります。
なるべく怒らなくてすむように、みんながそうできるようになったら、もっともっと平和な世の中になるでしょう。
そのためには、どうしたらいい?
いつもいつも感情に流されるのではなく、時々は、立ち止まって自分の心によく聞いてみること、大切ですよね。