長谷川さんの絵が好きなんでしょう。息子は何度も読んで!って言います。
おこる…このタイトルがまた、シンプルでいいですね。
おこってるのか、じ〜っと考えてるのか、なんともいえない表情の男の子が表紙の、ついつい手にとりたくなる絵本です。
どんなときにおこられるのか、おこられないようにするにはどうしたらいいのか、友達はどんなときにおこり、自分はどんなときにおこるのか。。。おこるにまつわるいろいろなことを、男の子は真剣に考えます。その時点で、私は男の子のことを単純に「すごいなあ」って感心してしまいました。
おこるっていうことは、したくないことだけど、相手がいるからこそできるわけで、生きていくなかでついてまわる心情だと思う。でも、この男の子のように、「おこる」ということを真剣に考えるだけで、人は少しでも優しくなれるんじゃないか。
中川さんは、私達にこんなことを考えるきっかけをこの本によって与えてくれているのかもしれませんね。