キツネのお父さんは「今日はブタのご馳走だ。ブタをいっぱい捕まえてくる」と家族に宣言し、ブタの町にやってきました。
見つけたコブタに狙いを定めて、背後から襲いかかろうとしますが…キツネのことを知らない純真無垢なコブタたちに、完全にペースを崩されたじたじに。
家族に息巻いて宣言して出てきたキツネのお父さん、結局はコブタにりんごをもらい、お花をもらい、怪我の手当てまでしてもらって家に帰りました。
お父さん、家族にどんな言い訳をするんだろう?と思ったけれど、結末は意外なもの。まさか本当のことを話すとは。
そして家族もにっこり。
なんて素敵な終わり方なんでしょう。
宮西達也さんの絵本の読後感は、いつも最高です。