地球を宇宙人が囲んでいる絵は、恐怖よりもむしろポップに楽しく描かれていて、子どもも宇宙人の攻撃にハラハラドキドキしているようでした。でも、これは、好き勝手に環境を破壊している私達への警告なんですよね。いつか地球はだめになる。そしてそれを知らないでいる人間。この状況を、できるだけわかりやすく絵本という形で伝えているんだと思いました。
最後のページに出てくる人間の無知な感じが、ブラックジョークっぽくも感じます。
地球環境のことを、絵本で知ることは、子どもにとっても大人にとってもいっしょに理解するうえで、近道だと思います。もっと、こんな絵本に出会いたいです。