表紙に見せられて、色をたくさん使っているのにとてもやさしい絵にひかれて手にとりました。
長女(もうすぐ5歳)はお船の上に畑があるなんて、すごいねぇ。
土はどうしているのかな?
と、この素敵がいっぱいつまっている船に興味津々。
弟と、大好きなどうぶつ達と航海をはじめます。
青緑色した海老と銀色のすずきがとても鮮やかに描かれていて
娘はまた釘付け。
網にかかった海老を指差し「これが海老だ!じゃあ・・・こっちがすずき?」
「そうだよ」と答えると「ママ魚の名前少しは知っているんだね」と。
それは褒めてるの?貶しているの??
女の子はとれた魚介でスープを作ります。
煮込む香りが船いっぱい・・・
弟は静かにお昼寝。
この絵本にはとっても温かい、夢のような時間が詰まっています。
どうかこの夢が覚めないで欲しい、とおもってしまいます。
そしてこの絵本はそれをかなえてくれます。
終わりは描かれていないのです。
この船旅を心の中でずっと反芻して続けていける幸せがあります。