ぶっきらぼうなクマ。
畑に何か植えてるクマに森の仲間が声をかけてくれるのだけど
答えは「かってだろ」ばかり。
畑に出来たのは一面の花。
それを持ってそれぞれの動物たちの元を訪れるのだけど
喜んでくれる動物もいれば 花は好きじゃないと言って断る動物もいる。
でもクマは十分満たされているのです。
最後まで読んでみると ただのクマの自己満足で
他人に対する押し付けとも見て取れるし、読み手の解釈も分かりづらいところがありそうですが
こういうところが佐野洋子さんらしい気がします。
読んだ人それぞれが感じた解釈でいいんでしょうね。