ここに出てくるくまさんは、ひとりでもくもくと土を耕し、友達が話しかけてもつれない返事をするだけ。
ぶっきらぼうで冷たい言い方をするので、みんなと仲良く遊べません。
ある日くまさんが耕した土地にきれいなお花がたくさん咲きます。
くまさんはお友達にお花を届け、よろこんだかなぁとひとりで満足しているのです。
娘のお友達に、気分やさんでちょっと意地悪な話し方をするお友達がいます。
くまさんを彼女の名前に置き換えて、意地悪に思えるけど実は優しいところもあるのかもね?
って話すと、娘なりに何か感じるところがあったらしく、
読んであげるときは、くまやうさぎやたぬきさんなどの登場人物を
友達に置き換えたバージョンで読んでほしいといいます。
友達関係がだんだん複雑になってきたお年頃に、ちょうどいいのかもしれません。