前作の『そらまめくんのベッド』と同様に、今回も最初は自分のベッド
を使おうとしないそらまめくん...
他の豆たちのベッドは濡れてしまっても、自分のは濡れなければいいわけ?
と読み手は思いますよね..... 随分、勝手だな〜と。
でも、こういう態度って幼少の子にはよくあることだし、実は大人でも
内心あることなのかもしれません。
なかやみわさんの話には、主人公がこういう自己中心的な考えを最初持っている
パターンが多いと思いますが、必ず反省して、めでたしめでたしとなり、
ほっとするのと同時に、面白く書いてあるけれど実に教訓的だなと思います。
今回は、自分から自分のベッドを使おうとそらまめくんが言えたことが、
「すごいぞ、そらまめ、よく言えた!」と思いました。
子供って、こうやって他人の行為に甘えながら、自分も色々なことを通して
内面を成長させていくものなのかもしれませんね。
今日も一日、みんなと仲良く遊べてよかったね、そらまめくん!