5歳のてつたくんと3歳のみつやくんは、
森で、へんな怪獣《へなそうる》と友達になるり、
一緒にかくれんぼしたり、
かにをとりにいたっりして遊ぶ。
《へなそうる》の頭としっぽで
ぎったんばっこんする遊びはユニークで、
いかにも幼い子ども達がしそうなことだと思う。
《へなそうる》との遊びの様子が、
生き生きと描かれていて、楽しくなる。
食いしん坊で恐がりで、
嬉しい時はカバのような顔で
うへんうへんと笑う《へなそうる》は、
まるで幼い子どもそのものだ。
子ども達の中から、
次々とわく空想遊びが
うまく取り入れられているのもいい感じ。
等身大の心の世界に、たちまち引き込まれてしまう。
挿絵と、お話との相性も抜群!!