主人公のキャラコは、みけねこのおんなのこ。
みけねこって、白と黒と茶色の三つの色のねこのことだと、改めて認識しました。
でも、キャラコの茶色の模様は、丸くてちっちゃくて、しかも前足の付け根あたりにあるから、普段は白と黒の二色しか見えないのです。
それがコンプレックスで、茶色の紙を貼ってみたり、絵の具で描いてみたりするのですが、やはり上手にいきません。
でも、実はそのまん丸くてちっちゃい茶色の模様は、ほかのねこ達には、「ふわふわで可愛い」と映っていたのです。
ありのままでいることが、どんなに素晴らしいことかを、さり気無く教えてくれる絵本です。
どいかやさんの絵は、とても奇麗な色調で見るだけで暖かい気持ちにさせられます。
特に、ねこの絵は可愛いので、共感を得られると思います。
安心してオススメできる絵本です。