まだ2歳児には内容を全て理解するには早いけど、毎晩”わんちゃんの本読んで”とせかされます。季節を上手に表現した美しい文章は短編映画を見ているかのように物語の中へ引き込んでくれます。
そしてまたすばらしいのが優しいタッチの絵。
色使いやタッチがとても優しく、特に圧巻は雲の上の動物達の輝く姿。
眠る前に子供に読みながら、今夜もこういうすばらしい世界の夢を見てね、と念じています。
物語の最後、お別れがつらいときには、という下りは、死という難しいテーマを上手にまとめあげていて、大人の私もとても勇気づけられます。
ぜひ、子供の成長過程で読ませてあげるべき一冊ですね。