息子の好きな「もしも」シリーズ。今度はクリスマス期のお話です。中表紙、男の子が古い手袋を切って、ねずみに小さなミトンと帽子を作ってあげている場面からお話は始まります。「もしも、ねずみを映画に連れて行くと……、きっとポップコーンをくれ、という」。ねずみはその赤い暖かいミトンと帽子をつけています、可愛いなー。「ポップコーンを買ってあげると、たぶん、ひもでつなぎたがる。そして、それをクリスマス・ツリーに飾りたがる」となり、お話は一気にクリスマス気分いっぱいの展開に。
クリスマスシーズンのお話は、愉快で楽しく、あるいは清らかで温かく、個人的に大好きです。これもそんなお気に入りになりそうな一冊。息子は案の定、ねずみのクリスマス飾り作りに奮闘する姿が好きだったみたい。グリッターでキラキラさせているところが、とても子供らしくて愛しいです。なぜかこの絵本のねずみは、最初のシリーズのねずみより可愛く見えます。クリスマスの色(赤と緑)のせいなのでしょうか。クリスマスプレゼントにもぴったりの作品ですね。
このシリーズで未読なのは『もしも、ねずみを学校につれていくと』。息子は「読みたいー」と体を躍らせていました。