楽しいしかけがいっぱい。エリックカールらしい色使いと大胆なページ使いは特筆に値します。
1歳9ヶ月の娘は テントウムシが好き。そういえば私も子供の頃 とっても好きだった。子供って テントウムシが好きなのかな。身近なのかな。
こんな人いるいる。性格も身近な ごきげんななめのてんとうむし。
そんな子供心もふまえて、だんだん過ぎてゆく時間ごとにページを繰るのは楽しいものです。知ってる動物がたくさん出てきて単純に楽しめます。また大人としてはオチが大変おもしろかったです。
お話もユーモラスな中に 芯の通ったテーマがあって、親子で深く掘り下げて話すことも出来そうです。年齢に合わせていろんな楽しみ方が出来る1冊ではないでしょうか。決して説教くさくはないよ。
そして時が経って。
このてんとうむしが、我がことのように思えてきたのはなぜでしょうか。
子育てに疲労気味な私が、こんな風に見えていなければいいのだけど。