とある姉弟が一生懸命作ったゆきだるま。
すごく上手にできていて、みんなの注目を浴び、それがとても嬉しいゆきだるま。自分を誇りに思っているのでしょう。
だけど夜になると、雪で困っている動物たちが次々にゆきだるまの前に現れ、ゆきだるまに助けを求めます。
そんな動物たちを見捨てることはできず、立派なゆきだるまは、いつのまにか、お顔だけになっていました。
そんな様子を優しい月がずっと見守っているという設定も素敵だと思います。そして朝には太陽に変わり、おひさまの力で優しいゆきだるまを美しい花に変えてくれた。そんなふうに想像できますね。