題名から想像していた時より、中身を読んだ時の方がずっと面白かったです。(もう少し中身の面白さを前面に出してくれる題名だと、なおよかったと思います)
おせんべ屋のおじさんと主人公のやり取り、そこに主人公のお母さんが登場して、ますます話は盛り上がっていきます。
ストーリーもテンポよくって、面白かったのですが、作者の絵の表現方法が独特で、素晴らしかったです。
一見、版画絵のようですが、「彫刻刀で、厚紙を彫る」特殊な表現方法だそうです。
お母さんのかっぽうぎ姿とか、下町の商店街ぽい風景とか、もしかしたら時代は昭和30年代から40年代を意識しているのかな?と、思いました。
幼稚園の年中さんくらいから、小学校高学年くらいまでお薦めします。