アルバートの2巻です。
今回、アルバートは時間について、夜空を見上げながら考えました。
時間から、気持ちは宇宙へ飛び、そして眠ってしまうオチで終わるのですが、物語の流れに無理がなく、読みやすいです。
こういう素敵に絵本に出会えて、すごくうれしいです。
文章はとても短いですが、そのいとこと一言が厳選されていて、少年アルバートの行動から、読んでいるみんなも哲学できます。
私は4ページめの
「それから むじんとうから すくいだされる まえに
おふろにはいってはみがきじかんが きた」
のくだりが一番気に入りました。
(イラストが絶妙にいいので、見てほしいです)
哲学するって、実はとても面白いことなんですね。
この絵本に出会った子どもたたちが、本の中らか何かを感じ取って、日常のちょっとしたことから、面白いことを連想したり、何か新しいこと想像したりすることを楽しく思ってくれるといいなぁと、思います。
追記。作者本人のイラストも、谷川俊太郎さんの邦訳も、とても素晴らしいです。