ぼくのかえりみちと題した表紙には白い線をじっと睨むように立っているランドセルを背負った男の子。いったいこの白い線の先には何をそんなに覚悟して行かねばならない試練でもあるのか?と思わせる気合いの入った男の子の顔。そらくんは学校の帰り道「今日は白い線の上を歩いて帰ろう」と決意。ずんずん家へ向かって帰る道には表紙の決意の顔の通りに試練!?がそこかしこに。確かかつての私もこんなことしたなぁあと思いをはせながら読んでいました。隣にいる6歳の息子は、登場してくる”試練”にハラハラドキドキしているようでした。ラストシーンは親子で大満足いく展開と画です。読み終わったらムギューと甘えん坊タイムになるはずです。息子は今度やってみようかなぁと言って寝ました。