見開きのページにめいっぱい大きく描かれた動物の絵は、とても色鮮やかでこどもの目をとらえて離しません。
動物園にいる動物が主体なので、娘にはなじみの薄い「フラミンゴ」や「せいうち」なども登場しますが、動物たちと一緒に、それぞれの動物たちのなきごえも一緒に描かれています。娘は動物の声をまねしながらページをめくってあげるととても喜んでいました。
また、ただ動物たちを描いているのではなく、「なにがきこえる?」と動物たちに問いかけ、「○○がきこえるよ」と動物たちが答え、その音を鳴らしている動物へとお話がすすんでいくという、ちょっと変わったお話の進み方をしていきます。最後はいろんな動物たちのまねをしている子供たちが登場し、動物園での楽しい様子がうかがえます。最後に聞こえるのは、たのしそうな「みんなのこえ」なのです。なんだかラストも意外にうまくまとまっていました。