海に立つ不思議な家に住むおじいさんのお話です。
ここでは、海の水が上がってくるため、家を積み木のように上へ上へと積み上げるように建てて生活をしているのです。
水が上がってきたので新しく家を作ろうとしていた時、大工道具を下(水の中)へ落としてしまいました。
下へと潜っていくおじいさん。
海の中へ浸かってしまった1つ1つの家に触れる度、そこでの思い出が想いだされます。。。
淡い色彩の素敵な絵がお話の感じに本当にピタッと合っていると思いました。
ページをめくる度にじわ〜っと込み上げてくるものがあります。
つみきのいえ。
この【つみき】という言葉。
つみき = 種々の形の木片を積んで色々な形をつくること
この絵本で重ねられたのはもちろん家なのですが、、、
その家での【想い出】が積み木のように積まれた家。
想い出が積み重ねられた家・・・というのをすごく感じたのでした