いくつもの「IF」(もし〜だったら)が続き、下手な作家だとご都合主義に見えてしまうところを、ルーマー・ゴッデン先生の見事な文書裁きで、いくつものIFを織物のようにまとめた傑作。クリスマス人形ホリーの願いと6歳になるアイビーの願いを中心にした物語、同じルーマー・ゴッデン先生の「人形の家」でもそうだったけど、願いが強ければいつかかなうという物語です。
ハッピーエンドに終わるとは予想できても、どうやったらみんなが幸せになれるのか展開がわからずはらはらしました。
字数が多いので、小学校高学年ぐらいが読むのが最適だと思いました。