おおかみさんがお友達がやってくるのを楽しみに待っています。期待は気持ちを大きく膨らませます。来るかな来るかな?ところが、待っていたお友達がこないのです。わくわくが急に、しょんぼり。寂しくて寂しくて仕方なくなってきます。次の日になっても寂しさから抜け出せません。そこで、おおかみさんは、「こころ」を捨ててしまったのです!すると、急に寂しさから開放されてなにも感じなくなったのですが・・・そこへやってきたきつねさんの一言に思わず一緒にはっとします。「こころをすてちまったの!じゃ、これからずーっと、うれしいひはいちどもこないんだね」こころは、寂しいだけではないのです。嬉しかったり楽しかったり・・・おかしな笑い話かなとも思える絵だったり、お話の始まりだったりしますが、しっくり、読める本です。少し絵本調ではありますが、とてもすてきなお話です。1年生、2年生読んでみませんか。