何度読んでもワクワクする本って、けっこうたくさんありますよね?この本は、1年生の長女が好きで、よく読んで欲しいと持ってくるのですが、私は内心「え〜またこれ〜?」と思ってしまうんです。一度読めばもういいみたいな・・・。
ポ−とメリ−という羊のカップル(かな?)が、花を探して冒険する話で、狼に追いかけられたり、川に落ちたり、ハラハラするシ−ンが多いのに、ワクワクしないのはなぜかな〜と考えてみると、冒険が全部夢だったという終わり方に、問題があるような気がします。(この手の代表作は「不思議の国のアリス」ですね。実はこれもあまり好きじゃないんです、私。)
絵本の魅力のひとつに、想像の世界での冒険があり、それは絵本を開いた時から始まると思うのです。あえて夢の中の出来事にしてほしくないと思うのは私だけでしょうか?
絵自体もすごくていねいにかかれていて、ポ−とメリ−もかわいらしいキャラクタ−ではあるのですが(この辺が長女の心をくすぐるらしい?)、私個人としては、マンガチック(なものの中にも好きな絵はたくさんあるのですが・・・)で、あまり好きな絵ではありません。(好みの問題かしらね。)
ただ、作者の名誉のためにひとつ付け加えると、教育テレビでやっている「JAM」とかいう、おうちをしょったかたつむり(?)のアニメは好きです。
あくまでも、私個人のこの絵本に対する感想です。