トミー・デ・パオラのユニークな挿絵に惹かれて手に取りました。
「名前が似てるからトムと呼んでくれ」と孫に話すお茶目なおじいちゃんトムと少年トミーのおはなし。トミー・デ・パオラがおじいちゃんとの思い出を絵本にしたのかな?温かくて、ユーモアたっぷりのストーリーでした。
「しょうがないね、こどもみたいに」とおばあちゃんにしかられながらも、トミーを喜ばせようと一生懸命になるおじいちゃん。こんな存在が一人でも周りにいたら、子どもは本当に幸せだろうなぁと思います。トミー・デ・パオラが楽しいお話をたくさん描けるのは、このおじいちゃん「トム」と過ごした日々が影響しているのかなと思わずにいられませんでした。