いもとようこさんの温かなぬくもりにあふれた絵本です。
ウサギといわれてイメージする、耳の長いうさぎではありません。
アマミノクロウサギ。とても珍しいうさぎです。
娘は初めてこの絵本でアマミノクロウサギを知りました。
最初娘もですが、わたしもなぜ赤ちゃんが穴の中で一人でいるのかわかりませんでした。
そしてまた、おっぱいを飲ませた後、一緒に行きたがる赤ちゃんを一人穴の中へおいて、入口を30分以上もかけてふさぐのか・・・。
とんとんとん とんとんとん とんとんとん とんとんとん
後記に母クロウサギはちゃんが眠りにつくまでとんとんとん と子守唄のように「安心してね。」のメッセージをおくっているのではないのかな・・とありました。
絵本を読んで、娘もアマミノクロウサギの赤ちゃんが大人になるための一番効率のよかった方法が、きっと今の姿なんだとわかったみたいです。
そして、
「母クロウサギは自分が穴に戻れなければ赤ちゃんが死んでしまうこともきっとわかっているだろうから何があっても巣穴に戻ってくるんだろうね・・。」
なんて娘が言いましたので・・思わず
「お母さんだって、あんたたちがいるから『子どものために死ねる』じゃなくって『絶対しねない』って思っているよ。」
と話しました。