絵で読ませる作品です。
題名の通り、どんぐりが落ちて芽吹いて、を追っているのですが、
ほぼ定点のため、いろいろな生き物たちとの関わりも描かれます。
どんぐりでも、芽吹いても、動物や虫たちに食べられるわけで。
それでも、生き抜いた芽が育っていき……。
モノクロの画面に、生きている部分がカラーで描かれ、映えます。
どんぐりが落下する様子は、圧巻。
何度もモノクロになりながらも、生きていく姿。
静止画なのに、動きや、音、におい、触感まで伝わってくるのが不思議です。
小学生くらいから大人まで、五感で味わってほしいです。