The Book of Senseシリーズの聴覚(Hearing)バージョン。
実は文字は一切ありません。
朝起きてから、夜暗くなるまで、延々と続く様々なシーン。
そのうちに気付くのです。
読者の記憶の中の「音」が鳴り出す感覚に。
画期的な作品だと思います。
読み聞かせでは少し難しいかもしれませんが、
ワークショップのように一緒に、どんな音だろう?とワイワイ出しあうのがいいのかもしれません。
もう一つの見所、両親の姿がとても素敵です。
朝起きたら両親の顔があり、安心しきった男の子の表情が何ともいえません。
イクメンらしいお父さんの姿も注目ですね。
よおく見れば、表紙はピアノの鍵盤。
素敵な演出です。
聴力の不思議を体感できたような気がします。
小さい子には難しいかもしれませんが、読み手なりにイメージして語ってあげてもいいかもしれませんね。