文字のない絵本です。
ページを開いて見た瞬間にぱっと頭の中に
音が聞こえてくるような、感覚に訴えかけられる本です。
朝起きた時の声、楽器、料理の音、食べるときの音・・・
その場面をみて、息子がどの音を拾うのか、
私も楽しみながら一緒にページをめくりました。
息子はみんなで食事をしている時の音が楽しいようで
繰り返し繰り返しその場面を再現します。
ページをめくりながら気付いたのですが、
こちらが意識的に音に着目していないと
息子は音ではなく、その物を指さして発見を楽しんでいる様子。
普段、私と絵本を読むときにそういった読み方を
していた事に気付かされました。
他の物語でも言えることですが、
絵から聞き逃してしまいそうな音たち。
本の中で耳をすませる大切さを教わった気がします。
このシリーズは奥が深いですね。