絵本講座で紹介されていて知りました。
アメリカのミシガン州の双子の男の子達のエピソード。
作者のお孫さんがモデルだそうです。
両親が旅行中、双子の男の子達はおばあさんに泊まりにきて
もらっているのです。
ところが、双子のうちの一人、ドニーがてぶくろを落としたことに気付きます。
あちこち探していると、お友達が見つけて届けてくれたのですが・・・。
次々と集まってくる落し物のてぶくろ。
色彩を抑えた絵の中で、あかいてぶくろが素敵な存在感です。
さて、たくさん集まったあかいてぶくろをどうしたのでしょうか?
ナイスアイデアに拍手です。
何より、温かい人々の気持ちが嬉しくなります。
ラストがとても余韻を残しています。
とても夢があっていいなあ、と思いました。
このようなラストは北欧の昔話で時折見られますね。
作者はアメリカ生まれですが、ご両親がウクライナ出身ですから、
そのあたりも影響があるのかもしれませんね。
ミシガン州は雪が多く、とても寒い土地柄。
実は先ほどミシガン州在住の高校時代のクラスメートから
メールをもらったばかり。
彼女のメールにも、4月に入っても雪が降りました、とありました。
雪深く描かれた絵に思わず納得してしまいました。