双子の兄弟ネッドとドニ。
ある日、ドニーは赤い手袋を無くしてしまいます。するとその話を聞いた近所の人たちが次々に,赤い手袋を届けてくれます。
小さな町の人たちの親切が,うれしくなります。二人は,たくさんの赤い手袋を元の持ち主に返すため、裏庭にロープをはって手袋をつるすのですが,その二人の思いやりもうれしくなります。
人々の手で次々に届けられる「赤い手袋」。それは,町の人たちの「善意」の象徴のようです。
片方だけの手袋では,あまり役に立ちませんが,みんなで集めれば,大きなものになり,そして,いつの日か誰かの役に立つ。
赤い手袋で,心まで温かくなる絵本です。