男の子がにんじんの種をまきました。
それに対し、大人は、みんな「芽なんか出ない。」と言うのです。
うちでも、ときどきある風景です。
子供は、なんだって植えたがる。
すいかを食べたら、すいかの種を。どんぐり拾えば、どんぐりを。
そんな我が家の子供たちとダブる男の子の姿に、ほほえましい感じがしました。
でもね。ちゃんと、にんじんには芽が出たのですよ。
しかも、ただのにんじんじゃない、立派な立派なにんじんが。
これを見たら、わが子も、自信を深めることでしょう。ほら、やっぱりねって。
文章は短いけれど、子供の気持ちにそった、楽しい絵本だと思います。