「おっとまちがい……」というくだりが、見開きに1つずつあります。英語だと簡単にしゃれになるんでしょうが、日本語では難しいので、かなり苦しい翻訳です。後半、ボスの言うことを聞かされていたオズワルドが「いやだ」といい、みんなもそれに倣います。我が家の年長、年中児にはそれが印象的だったようで、読み終わってから「どうしてオズワルドが最初にいやだって言ったの?」などなど「どうして?」が相次ぎました。たぶん保育園で自分も同じような体験があるんでしょうね。特に長男は友達に「いやだ」と言えず、泣きをみることが多いので、この本はとてもよかったと思います。そうなるとなおさら「おっとまちがい」はなんだったの?ということになります。淡々と進むよりはアクセントがあったほうがいい、ということかな。