いばりんぼのわる1匹と他のさるたちの攻防。
1匹のボスざる、いばりやは、でっかくて、乱暴で、みんなを家来にしています。
他のさるたちは、いばりやにこき使われ、窮屈な暮らしをしています。
ところがある日、小さな1匹のさる、オズワルドが叫んだんですね。
「いやだ!」
って。今まで誰も言えなかったその一言を聞いて、他のさるたちも声をあげました。
いやだ、いやだ、いやだ、いやだ!
いばりやは、もちろん怒ったけれど、いざ、1人ぼっちになってみると、どうしていいかわからない。
自分を反省し、いいさるになったのです。オズワルド、大手柄!
これ、ページごとに「まめをにる おっとまちがい ゆめをみる」「とまらない おっとまちがい つまらない」っていうふうに、言葉遊びの行が必ず入っているのだけれど、うちの子、4歳の息子には、これがよく理解できなかったみたいです。
この言葉遊びの楽しさがわかると違うのだろうけれど、ちょっと、しつこいかな、という感はあります。