風が吹くたびまぶしく光り、
さわさわと音がするまっ白なすすきの原の中を、
こぎつねのしっぽを見失わないように、懸命に走ります。
そして、のっぱらに出てみると・・・
なんて素敵!
ナナちゃんは、友達がいなくてがっかりしたけど、
そのかわりに、新しい友達が出来ました。
そのお友達について行くと、見つけました。
てまりの木。
赤いまりがゆらゆら揺れて、
なんだか見ていて、おかしくなりましたが、
ナナちゃんは、「きれいねえ。」って。
こんな木があったら、
女の子なら皆うらやましがるだろうなあ〜。
みんなでてまりをついて歌うところは、
ほんと、楽しそう。
楽しい思い出ができたナナちゃん。
はずみながら、走って帰る後姿は、
まるで赤いまりが跳ねているようです。
現実の世界から、非現実の世界への移行がスムーズで、
よく考えていると思いました。
自然と子供も話に入り、出て来れそうですよね。
さて、ナナちゃんはどんなお手伝いするのかな?