年長の息子は障碍という言葉をまだ知りません。
絵本の中で、「手のないお母さんなんてへんだよ」という台詞が出てきても、どういうことなのかピンと来なかったようです。そこで、ページを戻ってさっちゃんの手の先が丸くなっていることを教えました。
息子にとっては、手に5本の指が生えていないこと自体が衝撃的だったようです。読後に、それは誰の身にもあり得ること、今は五体満足な息子にもママにも今後起こりうること、などを話しました。やはり「なんでなんだろう」と疑問に思っていましたが、それは絵本のお母さんも言っていたとおり理由なんて誰にもわからないんだよと教えました。
障碍を差別するのではなく、個性として受け容れる・・・そんなメッセージがこの絵本には込められている気がして感動しました。まっさらな子どもの心に、スーッと入っていってくれるといいなと願っています。これからも何度も何度も読んで聞かせていきたいと思っています。