保育園生活でも、随分と友達との関係ができてきました。○○だからイヤ、仲間に入れてあげない・・・そんな園での出来事もチラホラ話すようになり。そんな3歳の娘に、どんな子でもみんな一緒なんだよ、ということを少しでも頭の片隅に置いといてもらえたらと思い読んでみました。
我が家では、特に親が○○しないと駄目でしょ、という言い方はせず、できれば本人に気付いてほしいと思っています。
2回ほど読んだとき、「もしお手てがない子がいたら、お母さんにはなれないかなぁ?」と聞いてみると、娘はあっさりと、「なれない思う。だってお手てないもん。抱っこもお手てつなぐのもできひん。」と言っていました。それでも何回もコレ読んでと持ってきます。毎回、読んだあと、色んな会話をしました。お手てつなげなかったら、どうしたらいいかなぁ?ママがお荷物いっぱい持ってるとき、どうする?→お洋服持ってる!もう片方のお手てつなぐ!腕触る!、抱っこするとき、お手ての指いるかな?こうやったらどうかな?(手をグーにして、腕だけで持つ)→できる!できる!・・・他にも、色んなことを一緒にやって、一見できなさそうと思われることも、意外とやれるということを体験してみました。
すると、どのくらい読んだでしょうか、ふと子どもから「さっちゃん、お母さんになれるよなぁ!」と言ってきました。
これから、もっともっと色んな人と出会い、その中で、ハンディキャップドの方と接することもあるでしょう。それに、いつ自分がそのような立場にたつかもわかりません。少しでも、みんないっしょ、工夫したらできることもいっぱいあるのだということをわかってくれたらと思います。まだ幼くても、十分に理解できるし、親子で学ぶきっかけになる良い本だと思います。