先天性四肢障害児のさっちゃんのお話
私はこの本を小学校低学年のお友達に読み聞かせました。
生まれついて手の指がない『さっちゃん』
幼稚園のおままごとでお友達に
「さっチャンはお母さんにはなれないよ!だって手のないお母さんなんてヘンだもん!」といわれ深く傷つきます。
涙をいっぱいためてママに「どうして指がないの!?小学生になったら生えてくるの?」とうったえる。意を決したお母さんが本当のことを伝え、自分がみんなと同じになれないと悲しみます。
そして生まれてきた自分の兄弟にはきれいな指が・・・
帰り道お父さんに不安だった事を尋ねます。
「さっちゃんはおかあさんになれる?指がなくてもおかあさんになれる?」
お父さんはそんなさっちゃんをみていいました
「さちこと手をつないでいるととっても不思議な力がやってきてお父さんの体がいっぱいになるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね」
読んだ後に私は子供たちにこう伝えました
ナニカがみんなと違う人たちがいます。でも、それをオカシイとおもってはいけません。かわいそうとおもってはいけません。
それよりも、足りないなら助けてあげられるやさしいこになってください・・・と。