娘がおサルのジョージが大好きで
作者の同じこの本を選びました。
表紙のたくさんのうさぎさんがかわいらしく
どんなに愉快な作品だろうと想像していたのですが
とてもとても考えさせられる内容でした。
きょうだいの中でひとりだけ容姿が違うスポッティ。
スポッティがおじいさんに受け入れられないのではと考えたお母さんは
スポッティにだけ留守番をさせるのです。
「なんだこれっっっ!!」心の中で、
私の中で、ものすごい感情の波がうねりました。
これって、おじいさんをだしにして
お母さんがスポッティを受け入れてないってことなんじゃないの?!
女の人って、こうやって人のせいにしてかわすことで
自分が傷つかないように守っているのだけれど
それで誰かを傷つけていることに気づかないという人
本当に多いです。
特に、子育てにおいてこれをするのは最悪・・・。
私の母がこの手の人だったので
スポッティの気持ちをリアルに考えてしまいました。
最後はみんなで仲良く大団円なんですけど
一度傷ついた心は、元に戻らないような気がして
その後を案じてしまうのでした・・。