「まんじゅうこわい」この言葉を昔、江戸っ子の友人に言われたことがあり、
教養のない私は「どういう意味?」とキョトンとしたことを覚えています。
そしてこの大人も子どもも読みたい川端さんの落語シリーズは
まさにこわい!笑
若い衆たちがわいわいとにぎやかに集っています。
「怖いものを言おう」とお題があがり、ひとりひとりあげてゆきます。
なのにそれら全部を「怖くないよ」と全否定した松っあんは・・・・こわいもの「・・まんじゅう」。
みんな、「えぇ〜〜!?」
そしてそんな松っあんを怖がらせようと、町でいろんなまんじゅうを
買い集めるのです。
まんじゅうってそんなに多種多様だったのねーというほどに。
そしてまんじゅうを山にされた松っあんは・・・・。
・・・・若者の部活のような、部室でのいたずらのような
そんな若い空気と明るいムードの落語です。
落語シリーズの中でも読みやすい1冊ですね。
あ〜こわい、こわい。笑