子どもの頃の自分自身が大好きな絵本でした。
20年以上経過して、息子にまた改めて読み聞かせてみると…。
全く古くもなく、違和感なく読めることにびっくりしました。
普遍的なものを扱っているからなのか、このままきっと息子の子どもができても、ごく普通に読み聞かせられるんだろうなと思うと、時代を経て変わらないものが伝わっていく感じがしてとても素敵です。
ぐりとぐらが、散歩に来て、ちょっぴり不思議な謎を追いかけていくというお話。
いつの間にか読み手がぐりとぐらの視線になって、その世界にストンと入ってしまいます。そして、最後のピクニックシーンのお弁当の美味しそうなこと!
私はこのお弁当シーンが本当に大好きで、細かい絵一つ一つを凝視して、美味しそうだなあと思っていたことを今でも思い出します。
細かい絵や美味しいものが好きな子にはたまらないシーンですね。
息子はどちらかというと物語の展開の方がおもしろいらしく、ピクニックシーンには食いついていませんでしたが。
冒険好きな男の子も、おままごとが大好きな女の子も、みんなそれぞれにハマる見所があるように思います。
何気ないかわいいストーリーの絵本ですが、さすがロングセラー、ポテンシャルの高さ、半端ないですね!!