懐中電灯をもじったような題名なのですが、木村裕一の本ということで借りてきました。
妹のけいこのミニカーをなくして困っているぼく。ぼくが拾ったのは、懐中電灯でライトをつけるとかいじゅうが現れました。
スイッチを入れた人の言うことを聞いてくれるというかいじゅう。何だか「アラジンと魔法のランプ」を思い出させます。
電灯のお尻の部分に「かいじゅうでんとう」と書いてあるところにクスリとしました。このかいじゅう、言うことを聞く前に、クイズをするのがおもしろかったです。
かいじゅうを強くして自分の心強い味方にしようとするぼく。その目論見はうまくいくのでしょうか?
自分頼みではなく、強い力に頼ってしまいたくなる子ども心がうまく表現されていると思いました。