わが家では、気に入った作家をとことん読み尽くすという傾向があり、佐々木マキ、あきやまただし、たかどのほうこ、最近では後藤竜ニの1年1組物、寺村輝夫のかいぞくポケットシリーズなど、息子の好きな本を中心に読んでいました。
好きな本と出会うというのは、本好きにとってはこの上ない幸せでありますが、心のどこかで、小学1年生の時期に出会っておきたい本を洩らしていないかという不安や、未知の分野を開拓したい気持ちもあり、そんな時、なずなさんのブログで紹介されていたのが、「キラキラ読書クラブ 子どもの本 644冊ガイド」(キラキラ読書クラブ日本図書センター)です。
図書館の司書さんを始めとする4人の方の選書がキーワード別に並べられています。あらすじはもちろん、対象年齢は★で示されていて、私は息子の年齢の★1つのページをメモしています。
これで読みたい本をリストアップして、図書館に行けば、図書館に行くのが尚楽しくなりそうです。
少し分厚い本ですが、子どもにも読みやすい配慮、索引の充実や大人向け情報もあって、ずっと眺めていても飽きない内容です。息子も自分で開いて読んでいました。
編集後記には、「子どもたちの軽読書化」をなげく声もあって、これは私たち大人も考えなくてはいけないことだなと思いました。
大人が子どもの読書の水先案内人になるべく読んでみてもよし、子どもと一緒に次の本を探してみるもよし、キーワード別に自分の好きな分野の本を掘り下げてみるのもよしと、使い勝手はいろいろだと思います。
読んだ後、もっと図書館で本を読むだけでなく、司書さんとお近づきになって、より深い情報を教えてもらいたいなと思いました。