ぼくからの亡くなったおとうちゃんへのメッセージ。
ぼくは作者の長谷川さん自身なのだそうです。
おとうちゃんは死んでしまったけど、思い出がある。
おとうちゃんは死んでしまったけど、ぼくのこと見ていてくれる。
大好きなおとうちゃんへの思いがあふれる。
重くなりそうなテーマだけど、重さをあまり感じさせず、やさしく静かに心に響くいい本です。親子の愛情の深さを感じます。
昭和時代の家や町並みや学校の様子が、細部にわたってていねいに描かれているので、昔のアルバムをみているような懐かしさがこみ上げてきました。古びた写真のようなトーンで永遠に色あせない世界が描かれています。