持って生まれた運と、様々な神様に人は守られているのだということが、日本の伝承を通して感じさせられました。
自分も日本人なんだな〜と実感。
安産をつかさどる神様は、生活感のある、しゃもじ、ほうき、なべしきの神様。
生活の中では、食べ物の神様に守られているのだというお話です。
ソバ餅を蹴飛ばしてしまっただんなに見切りをつけた女房。
ものは粗末にしてはいけません。
粗末にしていると、福は逃げて行ってしまうのです。
ただ、生まれた時から「青竹三本」とか「塩一升」などと、自分の運命が決められているとは、可能性が委縮してしまってちょっとさびしいですね。
炭焼長者ももとのだんなも小判を池や川に投げてしまいますが、小判の神様はいなかったのでしょうか。
昔話というと、低学年向けをイメージしていたのですが、このお話は、民間信仰のこともあって、高学年向けかと思いました。