クリスマスをおじさんの住む山で過ごすハンシのお話です。
絵本と思って読むと長いです。派手さはありませんが、オーストラリアの冬の山の暮らしや、風景そしてクリスマスの様子が描かれていて、いいなあと思いました。
中でもダックスフントにスキーをはかせて滑らせてしまうのは本当にいいのかしら?とドキドキしました。
ベーメルマンスはオーストラリアの出身ということは、このお話は自伝的な要素もあるのかな?と思ってしまいました。
特にダックスフントを拾ってうちに帰ったおじさんが奥さんから犬が飼えないと叱られているところなどは妙にリアルで本当のことかな?と思えたのでした。
人々が心を寄せ合って暮らしていた古き良き時代の外国のクリスマスの様子がよくわかる本だと思います。