「どうぶつさいばん」を読んでいろいろと考えさせられました。
そこで、同じ作者の「エゾオオカミ物語」を図書館で見つけたので借りてみました。
やはり、深い内容ですね。
エゾオオカミという種類のオオカミがいたことすら私は知りませんでした。でも、そのエゾオオカミがいたのは、そんなにむかしのことでもない。ちょっと前の話です。
オオカミというと悪いものの代表格。
それは、他の動物を殺して食べるから、だと思うのだけれど、オオカミがシカを殺して食べるのも、シカがオオカミに食べられることも悪いことではないのだと。
オオカミがいるからこそ、保たれている生態系を簡単にも壊してしまう人間。
ほんとに悪いのは誰か?考えさせられます。
ただ、この内容は7歳の息子には少し難しかったようです。
小学校で読み聞かせをしていますが、小学校高学年の読み聞かせにどうだろうか、と思うような絵本でした。