新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ

ヤクーバとライオン(1)勇気」 ヒラP21さんの声

ヤクーバとライオン(1)勇気 作・絵:ティエリー・デデュー
訳:柳田邦男
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年03月
ISBN:9784062830126
評価スコア 4.78
評価ランキング 536
みんなの声 総数 22
  • この絵本のレビューを書く
  • 本当の勇気

    大胆に描かれた野太い絵は、どちらかといえば劇画調。
    話も男性的な太さを感じる絵本です。
    勇者として認められるためには、ライオンを倒さなければならない。
    しかし、傷ついて倒れそうになっているライオンに追い打ちをかけて良いのか?
    絵のないページで語られる、ヤクーバへのライオンの心が印象的です。
    読み方を変えれば、少年ヤクーバの葛藤する心象風景でもあります。
    ヤクーバは弱ったライオンを殺さずに帰ります。
    ここに私は二つの意味を感じました。
    ライオンに立ち向かわなかった少年の優しさと、弱ったライオンを放置したところは少年の意志の消極さ。
    答えは次の巻に譲るとして、仲間からさげすまれ牛の番をするようになったヤクーバの姿を、勇気として受け入れるのには少し抵抗がありました。
    村はライオンに襲われることがなくなりましたが、少年の勇気を認めてくれるのは読者しかなさそうです。
    誰からも認められなくても、自分を通す強さ。
    この絵本からはそんなメッセージも伝わってきます。

    投稿日:2010/08/20

    参考になりました
    感謝
    2

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ヤクーバとライオン(1)勇気」のみんなの声を見る

「ヤクーバとライオン(1)勇気」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / おおきなかぶ ロシアの昔話 / バムとケロのさむいあさ / バムとケロのそらのたび / そらまめくんのベッド / どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(22人)

絵本の評価(4.78)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット