とても有名な絵本のようで、小6になる息子も小学校で読んだことがあるそうです。
ずっと読みたい読みたいと思っていて、やっと小1になる娘と読みました。
なるほど、絵本だけれど高学年へおすすめとなっているだけある。
決して派手な物語、絵ではありませんが
話の中身がとってもズシンと来ます。
名誉を取るか、誠実をとるか。
これは、小学校低学年には難しいだろうなー。
訳者の柳田さんはフランスでこの絵本に出逢い、
衝撃を受けて日本語への訳を決心なさったそうです。
ヤクーバの下した決断には心からの拍手を送りたいですが、
いざ自分がその場に立ったとき、
同じような決断をできるか、恥ずかしながら自信がありません。
が、日常生活の中で似たような決断を迫られることは
きっとたくさんあると思います。
そのような時にヤクーバを思い出して、人として恥ずかしくない行動をとれる親でありたいし、子供にもそのような人間に成長してほしいと
心から思った一冊です。