絵本のストーリーとしては決して悪くないです。
香山美子さんの動物たちの絵も、やわらかくてかわいらしくて、とても読みやすかったです。
ただ、この作品のシリーズが「行事絵本」と銘打ってあって、タイトルの中に「お月見」とあるのに、「お月見」の行事的なものに関係する文章や説明は一番最後に書かれていた
=おつきさま いくつ じょうさん ななつ まだ としゃ わかい =
の『お月さまいくつ』というわらべ歌だけでした。
しかも本文とはあまり関係なかったような…。
絵も、内容も悪くないのですから、もう少しタイトルと内容を合致させた作品として世に出していただけると、読みやすいかなと、思いました。