楽しくないのは 自分のいるこの世界が真っ暗だから…。
そんな気持ちでいる1羽のあひるが主人公です。
不幸な境遇に居ることを全て周りのせいにして
自虐的な気持ちになっていました。
そんな時に偶然出会った蛙のひと言であひるの世界は変っていきます。
落ち込んでばかりいては何も変らない。
顔を上げて前を向き歩き出す事が大事。
そうしたら 幸せが向こうから自分のところへとやって来るものだと
教えてられているようです。
くりくりお目々のあひるが岩場の上から水を覗き込んでいる表紙と
絵本も大判であることから
幼い子ども向けの絵本かと思いましたが
内容をよく理解できるのは小学校高学年位からかもしれません。
あまりこういう内容は読み聞かせ会では好まれないかもしれませんが
最後は「世界ってすばらしい」と思えるようになった
あひるの顔でしめくくられています。
ゆっくり読んでも2〜3分ですから
もう1冊なにか全く違うジャンルの絵本と組み合わせて
読んでみるのもいいかなぁと考えています。