遠い昔私が小学生だったとき教科書かなにかで読んだ気がします。お話は覚えていました、でも間違った手を出しても手袋が買えて良かったね、ということだけです。みなさんのレビューを見てどうしても欲しくなり手に入れて読んでみると…。こんなに暖かい話だったんですね。
きつねのおかあさんも人間のお母さんも子どもを思う気持ちは同じ。人間の子どももきつねの子どもも親を慕う気持ちは同じ。ここはおかあさんが読んであげた方が子どもに伝わりやすいのではないかとおもいました。
私はあまり親から絵本を読んでもらった記憶がないのですが、この本はもう少し大きくなったら是非娘たちに読んであげたいです。
お話の美しさを引き立てる絵の素晴らしさ。1枚1枚ため息のでる美しさです。きつねのあたたかそうな毛もふわふわです。
たまたま子ギツネがとおりかかった人間の家が、我家のような私の怒った声が響く家でなく、やさしいおかあさんの家であって良かったなとおもうのでした。